『すべてはこの夜に』
1984年、佐野元春さんが
「ジュリーの為に」
書き下ろした曲だ。
ジュリーサイドから楽曲の発注を受けた
当時の若き佐野さんのエピソードとして、
””沢田研二の曲を全て聴いた上で書いた””
と、あるが、多分、いつもの嘘だ。
どうしてあの人は、
あんな街の聖者みたいなクールな顔で、
至極真っ当なコトを話している体で、
悪気なく嘘を吐くのだろう。
『ライブ中は物凄く動きまわるから
ステージのあちこちに
エネルギー補給用のバナナが置いてある』
だの、
女性に云われて一番傷ついた言葉は?
と問われて、
『早く家に帰りなさい』
だの、
好きな食べ物は?と問われて、
『ポテトサラダ』
『ライブが終わってホテルに戻ると
大体ポテトサラダが用意されてるから
そう思うようにしている』
だの、
好きな食べ物は?part-2
『レンコンチップス』
だの、絶対、嘘だ。
で、
『すべてはこの夜に』、その後に
吉川晃司のシングル曲となるのだが、
僕の当時の記憶において吉川くんは
♪ だきしめてこっしぃいー ♪
と歌っていたと保存されていたのだが、
改めて聴き直してみると、
普通に、
♪ 抱きしめて欲っしいー ♪
と歌っていた。
記憶のウソである。
ジュリー版の編曲は、井上鑑さん。
吉川くん版の編曲は、
ジュリー版で鍵盤を弾いていた西平彰さん。
西平さんの版の方がギターが利いてて
( ↑↑ 鍵盤弾きなのに…)好きだ。