Tiny Garden の楽々人生

谷川和久が綴る 時系列を全く無視した 雑記(not 日記)の倉庫

ドナドナ

※2006/12/2更新の記事より
 
YAMAHAのCPX-7、と云う、
エレクトリック・アコースティック・ギター
が、現在の相方だ。
所謂、「エレアコ」、と云われる、
アンプリファイアで増幅可能なアコースティック・ギター
アコースティック・ギター、ってーのは、
本来、生音メインの楽器で、大きくは二種類、
所謂「フォーク・ギター」スチール弦のギター、
所謂「クラッシック・ギター」ナイロン弦のギター、
に、分類される。
僕の、CPX-7、は、スチール弦の「エレアコ」だ。
  
ギター業界じゃ、YAMAHA、ってーのは、
軽くあしらわれがちだが、僕は嫌いじゃない。
 
「CPX」と云う機種は、現存するが、
当時のモデルは廃盤となっている。
 
名前は「むぅ」。
僕は、無機物に名前をつける習慣はないのだが、
楽器との距離を縮める為に、名前をつけるコトにして、
さつき嬢、に命名して貰った。
 
僕は、楽器の個々の繊細な音なんざ分からない、
無粋な、バカギター人間なもんで、
だから、高価なギターを買ったコトはないし、
で、新品のギターなんて滅多に買わないんだけど、
「むぅ」は、新品で購入した。
 
何と云うか、
ある程度の値段の楽器は持っとかんとカッチョ悪いか、
なんて云う、イヤらしい動機の下に。
当時、僕が考えた「ある程度」は、10万円。
…、くっ、せこいぜ。
でも、エレクトリック・ギターも欲しかったし、
その位が限界だった。
まさか、その年内に勤務先がツブれるとは思ってもいない、
1999年の初頭。
 
「生音のしっかりしたエレアコが欲しい」
と、楽器屋の店員さんに云ってみた。
ススメられたのが、CPX-7であった。
初めて触った時に、珍しく、「ぐっ」と来た。
生音が好みだった。
定価7万円。
同じCPXシリーズには、
定価15万、の上位機種があった。
触ってみて、悩んだが、CPX-7を選んだ。
はっきり記憶はないが、
音の好み、もあるが、
値段で選んでしまったよな気もしないでもない。
 
そんなコトも含めつつ、
「むぅ」、には、何の落ち度もないのに、
むしろ、お気に入りのギターとなったが故に、
もう少し出資して、上位機種を購入しとけば、
もっともっと、
お気に入りのギターを手に出来たのではないか?
って思いが膨らんで行った。
 
佐野元春さんのデビュー20周年の2000年に、
この上位機種:CPX-15をベースにした、
佐野元春モデル」が販売された。
佐野さん自身がこのギターを弾いてるのは、
正直、その時期しか見たコトはないが、
選ばれるだけの性能はあるのであろう、と、
僕の「もう少し金出しときゃ」気分に拍車をかけた。
 
あぁ、長い前振りであった。
 
さてさて、もうギターは買わない、
と、長年、心に決めているのだが、
日本橋、にある、良心的、な、信頼をおける、
中古楽器店のHPの「新入荷」、を、
毎週、チェックしてしまってる。
 
CPX-15、が、入荷していた!
 
滅多に出回る商材じゃない。
コレは、買わねば。
 
ついでだ。
 
最近、めっきり触るコトの少ない、
ましてや、アンプリファイアで増幅され、
大音量で奏でられるコトの少ない、
エレクトリック・ギター達を、手放そう。
楽器は、触ってもらってこそ、楽器だ。
僕の部屋で眠ったままなんて、可哀相だ。
新しいオーナーに、若人に、可愛がって貰おう。
 
手放せない何本かを残し、
3本のエレクトリック・ギターと、
2本のアコースティック・ギターを、
(「むぅ」、ごめん…)
荷馬車に乗せて、
日本橋へ。
 
下取りの査定をしてもらう間に、
CPX-15、を、試奏。
 
ん?ん?全然、印象が違う。
馴れ、のせいか?
「むぅ」の方が、ずっと、好きな音だ。
さんざん触ってみて、店員さんに訊ねてみる。
 
昔のカタログを引っ張り出して来てくれた。
 
同じ「CPX」を名乗ってても、
使ってる木が違うそうだ。
CPX-15の材質は、一般的に、
硬くて、きらびやか、な、
バンドに入っても埋もれない音、
を生むそうで、
僕の「むぅ」の材質:マホガニーは、
まるい、中音を出す、そうだ。
一般に「大人っぽい」とされるのは前者で、
そのクリアな音に釣られて、
リズム感なんかもしっかりして来たりするそうだ。
リズム感強化は、魅力的だったが、
やっぱ、まるい、中音の音が好きだ。
 
そーいや、ジュニアも、
材質、マホガニーだったりして。
ビバ、マホガニー
 
エレクトリックな面では、
又、違うポイントもあったのだが、
生音が、どーにも、圧倒的に、
僕の「むぅ」、の方が、好きだった。
7年目の大発見。
 
勿論、先にも書いたが、
僕自身の、彼への馴れ、や、
7年間、お互い歩み寄った歴史、
も、大きいかも知れない。
 
店員さん自身も弾き比べてみて、
「CPX-15の方が、音が若い感じがする」
って云ってたし、
楽器は弾かれて成長するもんなんだ。
 
結局、
2本のエレクトリック・ギターを引き取って貰い、
帰路についた。
 
「むぅ」、ホンマ、ごめん、
捨てられかけたトラウマ、ある?
 
でも、又、改めて、大好き、を、再認識したさ。
よろしく、「むぅ」。
 
 
 
 
 
☆ 自分の為の追記 ☆
アコースティック・ギター
 Takamine JS-241
  家ではいつも一緒、のお友達。
  ナイロン弦のミニサイズのギター。
  21世紀生まれ&新品で購入。
 YAMAHA CPX-7
  現在、現場でのメインギター。
  アンプリファイアで増幅可能な、
  「エレクトリック」・アコースティック・ギター
  1999年頃生まれ&新品で購入。
  名前「むぅ」。
 YAMAHA G-150
  もともとは姉のギターで、僕の触った最初のギター。
  所謂、「クラッシック・ギター」。
  1980年前後生まれ。
  2006年秋、手放しかけるも、保留。
ウクレレ
 Famous FU-120
  ボディ表面が弦の張力に負けめくれ上がり崩壊、
  瞬間接着剤&釘で打ち付けられる、と云う荒技で、
  悲しい余生に突入。
  使ってくれるヒト募集中。
 Lanai UK-380
  付き合っていた彼女へのプレゼントだったのだが、
  今は、何故か、僕と共にあるウクレレ
  2003年頃生まれ&新品で購入。
♪ エレクトリック・ギター ♪
 Aria Pro II TA Black 'n' Gold
  セミ・アコーステック・ギター。
  レンタルビデオ店勤務時代のオーナーから譲り受けたギター。
  国内のギターメーカーの技術が、本場以上?
  とも云われた時代、の生まれであり、
  「えぇトコのお坊ちゃん」の元オーナーの境遇を考えると、
  決して安物ではない気がする、ギター。
  シリアルナンバーらしきモノも?
  音的には「エレキ」じゃ一番のお気に入り。
  ただし、ボディが大きく、僕には不似合いである…。
 Epiphone by Gibson Les Paul Standard
  「男は黙ってレスポール」的な、
  バンド内の空気に流され、しかし、
  本家Gibsonの価格には手が出ず、妥協した末、
  1999年頃生まれ&新品で購入。
  2006年秋、手放す。
 Fender STCL-100
  「ストラト」形状のガット弦用ギター。
  2006年秋、手放す。
 Greco Rickenbacker 330 モデル
  リッケンバッカーのコピー・モデル。
  ビバ、グレコ
  本家の許可を取ってなかったのですぐに生産中止になった、
  ってーのは、ホント?デマ?
  これも、↑Aria Pro II「セミアコ」と同様の時期の国産。
  タカミネのミニギターと同等に、気軽な、
  家でのお友達、的なギター。
 Greco SG
  ↑↑と同様の時期の国産。
  ビバ、グレコ
  ロックンロールは、SG。
 メーカー不明 アンプ内臓ミニギター
  サッカーボールをイメージした形状の、
  所謂「ゾウさんギター」タイプ。
  森口くん(Dr.)家所蔵。
 メーカー不明 テレキャスタイプ改造
  様々な改造を加えられたギター。
  使いにくいけど、存在感は、意外と好き。
  2006年秋、手放しかけるも、保留。 
♪ エレクトリック・ベース ♪
 Fender Japan Jazz Bass
  仕事仲間。営業の相方。
  名前「ラスカル」。
シンセサイザー
 KORG i3
  思い付いたフレーズのメモ代わり、
  とか、打ち込み使用、メインのキーボード。
テルミン(なんちゃって)♪
 Fernandes ECHO-THEREMIN
  これをテルミンと云っていいのだろうか?