Tiny Garden の楽々人生

谷川和久が綴る 時系列を全く無視した 雑記(not 日記)の倉庫

他人の空似 Part-1

世の中には
同じ顔をした人間が
三人いる、と云う。
 
ラジオを聴いていた。
 
あ、カエラちゃんの「BEAT」だ。
民生ちゃんの曲だなー。
あんまり売れなかったよなー。
 
と、思ったら、別の曲だった。
 
そんなコトもある。
 
 
The Church of Seduction / The Frauds


The Frauds - The Church of Seduction


 
BEAT / 奥田民生


奥田民生「BEAT」ミュージックビデオ

空っぽの器

昔の記憶がない
 
古い記憶が薄い自覚はあった
幼少期・学生時代の記憶
実家のお雑煮の味付けや出汁
 
何も覚えていない
 
古い記憶だけかと思ったら
最近の近い過去も覚えていない
思い出せない
 
ヒトはどのように
記憶を辿るのだろう
 
聞いていれば
まるでビデオフィルムを
再生するかのように
物語を語るヒトがいる
 
僕の記憶は
云うならば「文字」
「文字」ではないまでも「言葉」
であろうか
 
「誰それ」と「何処そこ」へ「行った」
程度の情報で
添付される資料は動画ではなく
「スナップ写真」
朧気で曖昧なピンボケの静止画
それさえも
下手したら
「実際に残っている写真」
を見て残っている後付けの記憶だ
 
誰か
僕の代わりに
僕を記録してくれなければ
僕の記憶の
一瞬一瞬のピース達は
起ち上がって通り過ぎた瞬間から
風に舞い飛び
僕に堆積も沈殿のせず
通り過ぎて行く
 
僕は空っぽだ

他人の空似 Part-0

プロフェッショナル、
マチュア、問わず、
ミュージシャンが、うっかり、
誰か他のミュージシャンの楽曲を
真似てしまうコトはある。
 
憧憬・嫉妬・羨望なんかからの
「あんな風な曲を自分も書きたい!!」
が、まんまに出てしまってたり、やら、
その他の単純な、うっかり、も、含め、
むしろ、敢えて、の、
「敬意を込めた、返歌」も、含め、
 
それは、仕方がない、
と、僕は思う。
自己弁護も含めて。
 
先日(2019年3月頃)、
地上波のテレビジョンでの
日本情報産業株式会社の
コマーシャルで
耳にした楽曲は、
 
単なる、商業用の、
「パクリ」であった。
 
ヴァイオレント・ファムズ、
Violent Femmes、
と云う名の米国のバンドの
(おそらくは日本ではほぼ無名)
『Blister in the Sun』(1983年)を、
 
原曲の「好さ」を活かして
原曲の「まんま」にならないように
一部を改変しただけのほぼコピーを
(一小節中の一音だけ変える程度)
「オリジナルのCM楽曲」として
流用していた。
 
そこには、敬意も、何もない。
ガクト氏の『3 Small Wards』
以上だ。
 
あれ?以下かな?
分かんないや。
 
このCMの音楽責任者はきっと
音楽への愛がないのであろう。
 
それは、とても、淋しい。
 


Blister in the Sun - Violent Femmes - Lyrics
https://youtu.be/8YdQBkxf4kU
Blister in the Sun / Violent Femmes


CM「Happy way篇」

モトとキヨシと武道館で

棚の中にしまって
すっかり忘れてたDVDを見ていた。
 
佐野元春忌野清志郎
バンドは THE HOBO KING BAND、
武道館でのイベントでの共演。
 
バンドはまさに最高潮の時期。
鉄壁かつスリリング。
 
栗原くんはいつも通り。
 
佐野さんは、
特に声が出てない時期。
と云うか、まぁ、
唄い方をイロイロ模索してた頃?
だっけかなぁ?
 
めぐりあわせとは難しいモノだ。
 
棟梁とボスの共演は、
そこにホボキンバンドがいたのは、
このタイミングでしかなかったのだ。
 
2003年、佐野さん47歳、
清志郎さん52歳、の春であった。

華氏451

近所の消防署で「ふれあいフェスタ」。
 
近所の親子連れやらが集まり、
消防車に乗ったり、
消防士さんと写真を撮ったり、
子供も(むしろ)親も楽しんでいる。
 
華氏451』に出て来る「fireman」は、
「消防士」ではなく「焚書係」であったが、
そう、消防士と云えば「fireman」だ。
(※現在は「firefighter」が一般的らしい)
 
「fireman」…。
「火男」?
はっ!!
ひょっとこ?
 
https://youtu.be/GJUNatG1uKE


まんが日本昔ばなし 火男

551と王将のあいだには

友人のライブを見た
その帰路の電車での出来事だ
 
冬の空に高く光る
冷たいお月さまを背に駅へ急ぎ
到着した電車に乗り込む
 
空いていた席に座った僕は
次の駅からの刺客のコトなぞ
予想もしていなかった
 
次の駅で右に
551の蓬莱の紙袋を抱えた女性
 
その次の駅で左に
餃子の王将の紙袋を座席に置く女性
 
しまった
囲まれたぞ
 
♪ 絶望と云う名の地下鉄に アイラブユー ♪
頭の中ではベンジーが唄っている
 
電車と云う名の密室
 
温かな匂いに包まれて
僕を乗せた電車は
あと数駅の夜の闇を急ぐ
 
そんな冬の夜

South Of The Border

まだ4時半だぜ。

全六巻の長編小説を読んでいる。
何年前だったろうか?
文庫版を、
ほとんど「一刷」で買ったのに、
まだ読み終わってない。

戻って、読み直したり、
放置して、
戻って、読み直したり、
放置して、
を、繰り返し、
ようやく、最終巻に辿り着いた。

長編の物語とは云え、
ここまで時間が掛かったコトはない。
「面白くない」からではないから
ワケが分からない。

ようやく最終巻、
ここまで来たら、
流石に、読み終えられるであろう。

ってな、こんな夜に、
今更、同作者の別著を手に取る。

この作者の一番好きな作品は?、
と訊かれても、多分、
この作品は挙げないけれども、
そして、決して、
いつも、いつも、
ではないけれども、
心に引っ掛かっているのか、
度々、手に取る作品である。

人生を、
多分、間違いなく、折り返して、
幾つかの、節目を経て、
僕は、少しは、
成長出来ているのであろうか。

もう4時半だぜ。

Back in the K.I.X./Back in the H.N.D.

二月(昨年)の帰省の際に、
実家の猫さんのトイレ改築をして来た。
 
年齢のせいなのか、
おしっこが的外れになって来ている、
と母は云う。
 
向かって左上方向に逸れる、と云うので、
トイレ周囲三方にプラスチックパネルで壁を作り、
逸れる辺りにペットシーツを貼り、
周囲への飛散防止をした。
 
いい仕事だ。
男の仕事ぢゃないか。
と、大阪、への飛行機で帰る。
 
 
さて、七月(昨年)の帰省である。
玄関を開けると少し臭う。
 
おしっこの的外れの角度が広がっている、
と母は云う。
 
ひとまず、再びトイレ全体を
掃除、洗う、乾かす。
猛暑のお陰ですぐに乾く。
 
今度は、三方の壁全てに
ペットシーツを張り巡らせ完了。
 
頼む、げんたさん。
これ以上角度をつけないでくれ、
と、東京、への飛行機で帰る。

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ハロー・グッバイ/あの娘が結婚してしまう part:3

僕の大好きなあのコが
僕の大好きなあのコと
結婚した。
 
新婦が、
新郎の音楽仲間である
先輩ご夫妻と一緒に写った
結婚式での4ショット写真を
SNS上にアップして、
「憧れのご夫婦」
と、記していた。
 
…キミ達、
コスプレ夫妻になるのか?

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既知 ノ 外

新しい、未知の、
沢山の音楽があるのに、
昔の、既に知っている、
聴き馴染み、お馴染み、
の、好きな音楽ばかり、
聴いてしまう。
 
それではあかんのや、
いや、あかんコトはないねんけど
どーせなら
新しい知識・経験を積んだ方がいい、
と、思うのに、である。
 
図書館にて、
本は未知のモノを三冊、と、
シーナ・イーストンと
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
石野真子のCD(いずれもベスト)
を借りて来た。
 
まさか、数日後に、
ちきらさんの還暦ライブで
『雨を見たかい』カバーを
聴けるなんて思いもせず。
云うまでもないけど
『恋のハッピーデート』は
日本語じゃないとねっ。
そして
『涙のブロークン・ハート』
サイアンドコー。
 
あかん、
せめて、Spotify、ででも、
知らん曲、聴こう。