Tiny Garden の楽々人生

谷川和久が綴る 時系列を全く無視した 雑記(not 日記)の倉庫

Old Friends / Bookends

友達の一人は
遠くサンフランシスコで
仕事をみつけた。
 
 
友達の話しだ。
 
昔からよく酒を呑む人間だった。
失敗もよく目にした。
 
入眠障害もあり
今も飲酒は続けているが、
ここ10年位は
『これ以上は呑まない』
『これだけ呑んだら眠れるはず』
の量は計量により守っているらしい。
それでも過剰摂取ではあるのだが。
 
結果、前の、前の、健康診断で
イロイロと再検査に引っ掛かった。
酒起因ではない病も少なくないが、
危機感を覚えた友達は
飲酒しない日を作るようにした。
 
その次の健康診断では
やや改善もしくは現状維持で
友達は安堵の胸を撫で回した。
そして、休肝日は減って行った。
そして、間もなく、なくなった。
 
これではいけない、と、
再び飲まない日を作ろうとしたが
もはや危機感がなくなったからか
出来なくなっていた。
 
何度か試みたが
全く出来なくなっていた。
 
これではいけない、自分でムリなら、
と、医者の力を頼るコトにした。
 
アルコール依存の心療内科で、
一通りの「プログラム」
と呼ばれる治療を数ヶ月続けた。
 
減酒のための薬も
酒抜きで入眠出来るための薬も、
緑内障と相性が悪いとか
今の飲酒量じゃ眠剤は出せない
とかで処方してもらえず、
「自分の意思で減らしましょう」
と、根性論か?
 
自分でのコントロールが難しい、
との判断で通院を決めたのに。
 
全く解決せぬまま、
全く摂生出来ないまま、
次の健康診断が今週末なのだ、
と、友達は憂う。
 
 
友達の話しだ。
 
♪ Heaven holds a place
 for those who pray ♪
と、ポール・サイモンは唄う。
 
誰の天国かは知らんけど。
ヘイヘイヘイ。