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Tiny Garden の楽々人生

Tiny Garden 谷川和久が綴る 時系列を全く無視した 雑記(not 日記)の倉庫

思秋期 / A面

※気分を滅入らせる為だけの虚偽の作文※
 
 
久し振りに
体重計に乗ってみた
 
油断してた割りには
大した数字ではないけど
思っていた以上の数字である
+3キロのコントロールは手強い
 
この秋 長い夏の終わり
夜にしていた正規の仕事をクビになった
生活習慣が変わった
 
朝はいつも通りにアルバイトに出掛けて
夜は深夜の「仕事が終わる時間」まで
公園でビールをちびちび呑んだり
ショートホープをちびちびふかしたり
パチンコと麻雀と風俗で時間を潰したりして
深夜を廻ってから帰宅する
 
この年齢だ
大抵のコトは黙って飲み込んで
働いて来たつもりだったのだが
些細なコトで目をつけられて
まんまとリストラとは
よくある話
 
町外れの古い賃貸の小さな一軒家
オートバイは近所迷惑にならないように
家のずっと手前からエンジンを切って
そっと押して軒先に入れて
ガタつく玄関を出来るだけ静かに開ける
 
年老いた父と母と
乳飲み子を抱えた配偶者と
思春期真っ盛りの長女と
反抗期を迎えた長男と
まだまだ無邪気な次女
 
仕事を失ったコトは云えない
 
云うべきなのだが勇気がない
顔を合わせる機会が少ないのを
いいコトに云いそびれている
 
顔も滅多に合わせないし
メールもラインも電話もない
僕に連絡が来るのは
消費者金融からの督促くらいだ
 
仕事を続けてるふりで深夜に帰宅
ばれるのも時間の問題なのだが
 
シャワーをなるべく静かに浴びて
油と汗と煙草の匂いを流して
鏡に写る顔は
この年齢にしては
まだ頑張っている方だと
自惚れていたいけど
代謝の落ちた体に
運動量が減れば脂肪は容赦ない
 
髪の毛では目立たないが
鼻毛も髭も
白髪だらけなのは
誰も知らない
 
誰も知らない
 
知る機会も
知る必要さえも
ない
 
ないやいやい
 
子供の寝顔も見ないで寝る
眠剤を強めの酒であおって
明日の朝を起きる為だけに寝る
 
おやすみなさい
 
早く冬ごもりの準備を進めなきゃ
冬が来る前に
 
本気の冬が来る前に
 
おやすみなさい
また いつか
 
 
※気分を滅入らせる為だけの虚偽の作文※