ハリウッドの大作映画なんて観るかよ、
なんて青臭い思いはもはやないけれども、
映像化されたようなベストセラー小説には
なかなか手が伸びないものであった。
『ゴールデンスランバー』
(伊坂幸太郎/新潮文庫)
めちゃくちゃ面白かった。
売れるはずだ。
恐るべし、エンターテインメント。
『博士の愛した数式』
(小川洋子/新潮文庫)
『羊と鋼の森』
(宮下奈都/文春文庫)
めちゃめちゃ面白かった。
勿論、全部じゃないのだろうけれど、
勿論、好みもあるのだろうけれど、
売れる小説は面白いな。
勿論、大ヒットに繋がらなくとも
出版される迄に辿り着いている時点で
十分にスゴイんだけれど、
ちゃんと店頭にまで辿り着いて
「売れる」のは、やはり、スゴイ。
「音楽」で、
同じコトが思えないのは
どうしてなんだろう?
謎だ。