小川洋子さん
の本を初めて読んだのは
もういつのコトだったのだろう?
不幸か幸か
某ミュージシャンの曲に纏わる
短編小説集であった。
全くぴんと来ず
「自分とは縁のない作家さん」
となった。
かなりの年月を経て
「猫を抱いて象と泳ぐ」
のゲラを読む機会に恵まれた。
参った。
全くもって参った。
完璧にステキな作品であった。
暫くの後に
音楽界の先輩が小川さんの
「博士の愛した数式」
を絶賛していた。
「博士の愛した数式」
が映画化もされたベストセラー
であるコトもあり、って、
それは理由にはならんのだけれど
結局、触手を伸ばさず仕舞いの、
当然、映画も観ず、であった。
「博士の愛した数式」も
読まなあかんな、と思い、
あれから何年経ったのだろう。
「博士の愛した数式」
を中古購入の文庫で読了。
理屈でしかない数学の
理屈抜きの美しさ、
可憐さ、愛おしさ。
映画は、只今、
某朝ドラでキュート全開の
「ふかっちゃん」がヒロインなのか。
20年振り位にDVDレンタル
するか?
しないか。