Tiny Garden の楽々人生

谷川和久が綴る 時系列を全く無視した 雑記(not 日記)の倉庫

∃ツモソくん

大学の軽音楽サークルの後輩に、
「ロック」な「ピアノ」、を、
弾ける男がいた。
 
クラッシックで培った技巧を
ロックンロールで駆使出来る
マチュアの鍵盤弾きなんて
超貴重である。
 
とても上手かった。
 
何の機会であったか、
何曲かの課題曲を決めた
「セッション」をしたコトがある。
多分、誘って頂いたのだ。
 
その時は、僕は、
ボーカルだけだったのかな?
ギターは持たなかった気がする。
 
当時の僕は、
それなりに自惚れていたし、
自分の出したい音には
単純に傲慢だった。
 
多分、一回目の音出しで
云ってしまったんだった、と、思う。
 
「ピアノの左手、止められる?」
 
ピアノの左手が放つ低音と、
エレキベースの出す低音が、
ぶつかって気持ち悪い。
 
当たり前だ。
今でもそう思うだろう。
 
しかも、彼のピアノはパワフルで、
アタックも強かったはずだ。
 
でも、今は分かる。
 
左手抜きで、片手で、
ピアノを弾く不自然さ。
 
ドラム叩け、とか、
右手の親指なしで
スリーフィンガー弾け、とか、
そんなコトを云ったのだ。
 
すまない。
 
数年前に、
深夜のテレビアニメ作品の
音楽監督として名前を見掛けた。
結構、お金を掛けた感じの
話題になっていた作品であった。
 
彼は、大学卒業後、
モ夕˝ソ干ョ‡干ョ‡ズ
ヒ力ツュ一
等のバンドで演奏家として活躍し、
現在は、
数多くのサウンドトラック監督
なんかも手掛けているようだ。
 
ホンマ、ごめん。
今度、ライブ、見に行くわ。