Tiny Garden の楽々人生

谷川和久が綴る 時系列を全く無視した 雑記(not 日記)の倉庫

ミンカンイータック

友人の仕事の話である。
 
公共の仕事の委託業務を、
下請会社の契約社員として、
行なっていたそうなのだが、
この度、彼女自身の契約ではなく
「委託」自体の契約が満了となり、
入札の金額で負けて更新ならず、
別の下請会社へと
業務を引き継ぐそうだ。
 
公共の仕事だから、
癒着禁物、
クリーン第一、
安いのもっと第一、
なのは理解出来る。
やむなし、ではある。
 
比較してはいけないが、
例えば、あくまで極端な話、として、
旅客飛行機とか高速列車の発注先を
一番安い金額で入札があったから、
と、云って、
はい、では、そちらさんで、
と、決められるか、って話である。
 
とりあえず安い値段で入札して
大きな仕事取ってみたよー、
いえーいっ、
何とかなるでしょ(笑)、
 
みたいな会社に
仕事を取られても困るのだ。
 
実際、新しい会社は、
引き継ぎの期間を
たった10日しか用意しない上に、
人員募集すら間に合っておらず、
と、ほぼ引き継げないまま、
最終日を迎えたそうだ。
 
今の会社と同条件のまま
新しい会社へ転職、
と云う選択肢もあったそうで、
会社ではなく、職場へ残る、
方も少なからずいたそうだ。
 
「安か値段で入札しとるとやけん
 現場の条件の良うなるはずなか
 今迄の条件で人員募集かけて
 全然(募集が)来んとに
 時給下がって来るワケなか」
と彼女は云う。
 
やるせなす。