まだ4時半だぜ。
全六巻の長編小説を読んでいる。
何年前だったろうか?
文庫版を、
ほとんど「一刷」で買ったのに、
まだ読み終わってない。
戻って、読み直したり、
放置して、
戻って、読み直したり、
放置して、
を、繰り返し、
ようやく、最終巻に辿り着いた。
長編の物語とは云え、
ここまで時間が掛かったコトはない。
「面白くない」からではないから
ワケが分からない。
ようやく最終巻、
ここまで来たら、
流石に、読み終えられるであろう。
ってな、こんな夜に、
今更、同作者の別著を手に取る。
この作者の一番好きな作品は?、
と訊かれても、多分、
この作品は挙げないけれども、
そして、決して、
いつも、いつも、
ではないけれども、
心に引っ掛かっているのか、
度々、手に取る作品である。
人生を、
多分、間違いなく、折り返して、
幾つかの、節目を経て、
僕は、少しは、
成長出来ているのであろうか。
もう4時半だぜ。