Tiny Garden の楽々人生

谷川和久が綴る 時系列を全く無視した 雑記(not 日記)の倉庫

たいやきやいた

昔、昔、
もっとずーっとしーむかの話しである。
小さなライブバーをしていた。
 
通常のライブは三組迄
での組み合わせとしていた。
 
マチュアが主体、
複数の演者さんでのライブ、
内容・質・組み合わせにも依るが、
『その日の全ての演者を見て頂きたい』
を前提とした時に、
お客様の集中力の維持は2時間半迄、
との判断だった。
 
さて、その日は、手前味噌乍ら、
「とても好い」
組み合わせの日であった。
 
終演後には、
生演奏を見た新規のお客様が、
『良かったです、CD買います、
 サインして下さい』なんて、
この上なく嬉しい流れである。
 
そこへである。
CDを購入して下さったお客様
と一緒に来ていた一人の男性が、
「あっ、ほな、ソレ、
 俺にも今度ヤイてな。」
(CD-Rに複製して、の意)
と、口にした。
 
CDを製作・販売している
当人の前である。
 
その発言の男性が、
どアマチュアとは云え
自身も演奏する側の人間だ、
と知っていたから
尚更であったが、
ホントに本気で相当に腹が立った。
 
呑み込んだけれども。
 
呑み込まんで良かったかな、
と、思い返す、50の秋。