Tiny Garden の楽々人生

谷川和久が綴る 時系列を全く無視した 雑記(not 日記)の倉庫

ふくわらい

御成門に行った帰りに
経由駅の構内をうろうろしてて
たまたま見つけて立ち寄った書店。
 
ベタなネタも少なくないんだけれども、
「提案しかない」新刊の書店であった。
 
楽しく店内を見て歩いていたら、
 
「なぁ、自分、そこのおっちゃん、
 うちのコトな、買うた方がええで、
 図書館とか中古とかやのうて
 新刊で買うてな、
 本棚に飾ったり、
 読み直したり、
 友達に貸したり、
 ええんちゃうかなぁ、
 ええと思うで、
 損はさせへん思うけどなぁ。」
 
と、話し掛けて来る本がいたので
やむにやまれずに購入。
 
数日後には、ヘルニア発覚により
金銭的な余裕が全くなくなるコトなぞ
♪ 悪い予感の欠片もないさ~ ♪
な日のコトであった。
 
ネットの中古で¥298だとしても、
作者の利益にも、
書店の利益にも、
リアル古書店の利益にもならぬのだ、
と、喜びの涙を拭うばかりだ。
 
♪ わーたしピンクの ♪
 
サウスポーピッチャーの
本格右腕からのどストレート
みたいな気持ちの好い本である。
 
 
「ふくわらい / 西加奈子
(朝日文庫 / ISBN 104022647906)
是非、お近くの書店にて。