Tiny Garden の楽々人生

谷川和久が綴る 時系列を全く無視した 雑記(not 日記)の倉庫

風神の門

西原理恵子さんが随分と以前に、
世間がやたらと
坂本龍馬を英雄視する風潮に対し、
 
坂本龍馬がすげーんじゃない
 司馬遼太郎がすげーんだよ』
 
みたいなコトを云っていたけど、
ごもっともである、と思う。
司馬遼太郎の妄想の産物である
坂本龍馬像がカッチョいいのであって、
それは=坂本龍馬ではない。
 
 
 
子供の頃に
大河ドラマなんかを見てて、
 
ついこないだまで
狡猾で嫌味な謀略家として
描かれていた歴史上の人物が、
新しいドラマでは
好もしい知略に長けた英雄
として描かれていたり、
 
決断力に優れた大豪傑が、
気紛れなただの暴君になってたり、
 
いささか混乱したモノであった。
 
 
描かれ方の問題でしかないのだが、
更に云えば、まだ上記のように
多面的に描かれるならまだしも、
 
四十七士の敵役のように、概ね常に
悪い側面からしか描かれない人物の
子孫の方々ったら気の毒である。
 
 
 
それにしても、
「風神の門」で
樋口可南子さんが演じた
ちょっと頭の弱そうなお姫様は、
とてつもなく可愛らしかったなぁ。
初めての「無垢」体験だったかも知れん。
あれはとてつもなく可憐だったなぁ。