2016-03-21 猫と自転車 猫 駐車場の猫は欠伸をしながら、僕が自転車で出て行くのを眺めている。 視線の先は、僕の顔ではなく、自転車の前カゴ部分。 どうやら、乗車している僕も含めた自転車全体のフォルム、を、「一つの生物」、と認識し、前カゴ部分、を、その生物の「顔」、と判断している模様。 じっと、ずっと、前カゴを睨んでいた。 電人ザボーガーじゃあるまいし。