アブドーラ・ザ・ブッチャーさんの話をしていて、
何の流れか、
「アブドーラ座」
へと、妄想が飛んだ。
「アブドーラ座」
と云う名の架空の星座。
夜空の星を線で繋げば現れる、
ブッチャーさんの姿。
もう、妄想以外の何物でもない。
プラネタリウムでは、きっと、
学芸員さんが解説をしてくれるのだろう。
「はい、皆様から、向かって左、東の空から、
アブドーラ座が、姿を現しましたね。」
夕暮れの空に姿を現すブッチャーさん。
そして、30分もすれば、
「そろそろ、皆様ともお別れの時間、
西の空、アブドーラ座が隠れて行きます。」
と、夜明けの空に逆さ姿で沈んで行くブッチャーさん。
妄想でバカ笑いし盛り上がるのは、
もう50手前のおっさん達。
すべて、真夏の夜の夢。