さて 今日も頑張ろう と
住んでいる共同住宅を一階まで降りる
出入口の横で
高校生位のカップルが
一匹の黒猫を愛でている
タンゴは
今日も人気者のご様子
僕も鋭気を養う為に
なでなでさせて頂きたかったが
若者達に気を遣い
そのまんま通り過ぎた
がっ!
しかし!
タンゴは僕に着いて来るではないか!
タッタッタッター
軽く腹をタプタプと揺らし乍ら
呆然とする若者カップル
僕は正直なトコ
ほんの少しの優越感を感じ乍ら
なんや なでれー か?
と タンゴへ手を伸ばす
すると まさか の スルーするタンゴ
へっ?
ツンデレでっか?
そう
ツンデレする野良猫
それがタンゴ
かわいい
冬の野良猫さん達よ
どうか ご無事で 新しい春を