国民的バンドとなったバンド、の、
顔、フロントマン、ソングライター、である、桑田さん。
現在、僕の方から、積極的に、
音源を購入して聴く程までの興味はないが、
音楽家として、天才の部類のヒト、だと、
大昔から、畏敬の念は抱いている。
しかし、ここ最近、僕にとって、新しい発見はない。
不快に思う方も数多いらっしゃるとは思うが、
あくまで私感である故にご容赦頂きたい。
最後に、度胆を抜かれたのは、
「ミスブランニューディ」だった。
ちゃんと聴いてさえいないのに、失礼だが、
新譜として届けられる楽曲達を小耳にしても、
もう、どっかで経験したコトのある「クワタ節」ばかり。
あかたも、シーケンサーで、
「クワタ風」と云うアレンジモードを選択したかの如き、
使い古しの引き出しからの手札の楽曲ばかり、
ってな感想しか持てないのだ。
先日、再始動したと云うその国民的バンドの、
新しいライブ動画を見乍ら、
新しい楽曲の歌詞を聴き乍ら、
思った。
重ねて云うが、あくまでも、個人的には、
その楽曲に新しさは感じないが、
言葉は、
希望を、
新しい希望を、
唄っているのかな、
と、思った。
さて、
僕は、佐野元春さんの長年のファンで、
佐野さんが、
ここ数年で提示して来た新しい音楽と言葉を、
高く高く評価しているし、
40代50代、大人たちに、響くロック音楽を、
もっともっと出来るだけ多くのヒトにも聴いて貰いたい、
と、感じ、願っている。
しかし、
多くの一般の人々、
佐野さんのファンでは全然なくて、
名前と何となくパブリックイメージは知っている、
程度の多くの方達からすると、
(実際には既に全然知らないヒトの方が大多数とは思うが)
最近の佐野さんの楽曲をCMとかで耳にしても、
そこに新しさを感じるコトなんかはなく、
ああ、こんな感じのヒトだったよねー、
で終わるのかも知れない、と、思った。
うむ、そんなものかも知れない。
実際のトコ、
音楽的に、特別に、目新しい、派手な、発明、が、
あるワケではないのだ。
桑田さんにせよ、佐野さんにせよ、
所詮は、聴き手の問題か。
だったら、セールス的に売れた方が、
届く可能性は、断然に、高い。
少なくとも、そう、
僕等が子供の頃と違うのは、
僕等が子供の頃の大人達と違うのは、
僕等は、もう50代を目前にしていて、
きっとママになってもダンスを踊るし、
きっとパパになってもロックンロールを理解する、
その土壌が出来ている、ってコト。
じゃぁ、ロックンロール、って何だよ?
ただの音楽の形式のひとつだ。
なんの話や?
僕は、単純に、佐野元春さんが好きで、
単純に、ロックンロールが好きで、
少しだけ、言葉に、憑り付かれてて、
音楽や言葉のチカラを、
少なからず、信じているだけだ。