Tiny Garden の楽々人生

谷川和久が綴る 時系列を全く無視した 雑記(not 日記)の倉庫

映画泥棒

※2005/4/14更新の記事より
 
僕が高校生の頃は、まだ、ビデオデッキ、と云う代物は、
そこかしこの家庭にありふれてる電化製品ではなかった。
えっ?どんな大昔やねん?って、今や昔、
そういう時代だった。
まだ、βだっ!って言い張るヒトもいたっけ。
早いモノで、時代はDVD。
そーいや、ついでに云うと、
アナログレコードからCDへの転換期でもあった。
キューブリックさんもビックリだぜ。
僕は、CDプレイヤーを持ってなかったコトもあり、
本当のギリギリまでレコ-ドで新譜を買ってたっけか。
いやいや。
 
話しを戻そう。
だから、封切じゃない映画を見ようと思ったら、
TVの「洋画劇場」だったり、
名画座へ行ったり、しか無かった時代である。
TVの映画放送のおかげで、
僕のジャッキーさんは石丸さんの声だし、
イーストウッドさんは山田さんの声だ。
今は、すっかり、少なくなった、名画座。
何せ、当時の状況だと、
今回の上映に足を運ばなきゃ次はいつ見れるかわからない、
って、緊迫感があったワケだ。
お金もないし、そんなにしょっちゅうは行けないにしろ、
月に一度は必ず、足を運んだ。
バンドのスタジオ代と映画の為に、
親にもらってた昼飯代を流用。
単純に、名画座の「お得感」も魅力だった。
 
大阪に来て、古い映画も意外と上映しててビックリした。
喜んで見に行ったり、
なんだ、いつでも見れるや、って、行かなくなったり。
で、大学の三年の時だったっけ。
ビデオデッキを入手した。
入手方法は、ここには書けない…。
大学の教室の使っていない備品を盗んだ、
なんてコトは絶対にない…。
で、レンタルビデオが見られるようになる。
なんだ、いつでも見れるや、な気分は増大。
卒業してレンタルビデオ屋へ入ってからは、
そんな怠惰な気分は、尚更、増大。
店の商品を眺めては、
「いつか見るリスト」のみが増えて行き、
劇場からも、すっかり、足が遠のいて行った。
 
情けない。
 
太陽を盗んだ男 タクシードライバー ガタカ
ロストチルドレン デリカテッセン アメリ
ナイトメアビフォアクリスマス シザーハンズ
バーディ ロッキーホラーショー バロン
サンダーボルト ベルリン/天使の詩  冒険者たち
プッシーキャッツ ブルースブラザース キッチン
ベアスキン レオン 時計仕掛けのオレンジ
夢 キャンディマン 真夜中のカーボーイ
ニューシネマパラダイス マイライフアズアドッグ
惑星ソラリス 明日に向かって撃て イージーライダー
勝手にしやがれ メリーポピンズ 俺たちに明日はない
ペーパームーン ガントレット プリシラ
シベールの日曜日 ひみつの花園(※not秘密)