Tiny Garden の楽々人生

谷川和久が綴る 時系列を全く無視した 雑記(not 日記)の倉庫

切り売り

※2005/1/15更新記事より※
 
現在は、
どうせこの年で再就職なんてキビシイし、
30代の間は遊ぼう、と決めて、
無職暮らしをしているが、
少し前までは、一応、
自分の時間をちゃんと切り売りしていた。
 
結局、お金はあるのに、
好きなコトをする時間がない、
好きなヒトと過ごせない、
そんなジレンマと、
何より、心が擦り切れてしまって、
希望退職者の募集に応じて、
会社を辞めた。
 
昨秋まで5年弱やってた仕事は、
新品/中古の本/CD/DVD/ゲームの販売/買取のチェーン店。
そこで店長をやっていた。
 
その前に、レンタルビデオ店の店長をしてて、
その「元店長」の肩書きで再就職出来たようなモンなのだが、
まったくのインチキな肩書きであった。
 
大学卒業してすぐ、フリーターをしてたら、
アルバイト先のレンタルビデオ店のオーナーが、
社員にならないか?と、持ちかけて来た。
僕は、バンドマン気分満々で、断ったのだが、
アルバイトの掛け持ちしなくても収入が安定して、
自分の時間も増えて、バンドに支障なし、
なんて甘い話に、あっさりOK。
バブルのスゥィート就職。
 
すぐに、店長にならないか?と来て、
「売上とか数字とか興味ないから無理」なんて、
仮にも社員がオーナーに対してクチにしてはいかん、
と、今なら分かる、何とも失礼な断り文句で断ったが、
弱冠の雑務は増えるが、条件は今まで通り、給料はUP、
なんて甘い話に、あっさりOK。
 
やがて、30歳、
結婚して一年になる配偶者に恋人がいるコトを知った、
その同じ週に、
「谷川くん、店をたたむコトにした」
と、オーナーに云われるまで、
名ばかりの店長は続いた。
 
そんな、まさに肩書だけ、
数字の見方とか全然知らない、
その状態からの、中堅チェーンの店長。
 
イヤ、マジ、キツかった。
多分、それがごくごく普通の、
普通~のサラリーマンなんだろうけど。
 
給料を実働の時間で割って時給計算とか、
悲し過ぎるから、絶対にやっちゃダメ!