Tiny Garden の楽々人生

谷川和久が綴る 時系列を全く無視した 雑記(not 日記)の倉庫

長崎カルチャー今昔~其の壱

高校の頃、
頑張って、月一位かな、たまに、
足を運んでいた名画座は、
今でも同じ屋号乍ら、今では、
こだわりの単館系映画専門のシアター、
になっていた。
 
 
名画座、
今はもうそんなのがあったなんて、
自分でも実感薄れたけど、
名画座、ってーのがあったんだよ。
 
「封切」以外の映画の上映館ってのがあって、
「名画」が廻って来る劇場なんだ。
当時の長崎には二軒あったんだったか。
 
今じゃ分からないだろうけど、
なんせビデオがない時代だからさ、
「あの」、「噂の」、「伝説の」、
過去の名画を見ようと思ったら、
名画座に廻って来るのを待つしかなくて、
でさ、廻って来たとしてさ、
今回逃したら次にいつ、
なんて分からないから、
見逃せないワケだよ。
 
って云い乍ら、
映画そのものも見たかったんだけど、
他の同級生やなんかが見てないモノを、
自分だけが見た、知った、体験した、
特別感が大切だったりもした。
 
ダッサい田舎の高校生が、
オレは他の誰かとは違う、
って思えるんだ。
古い映画を見るコトで。
 
カタいイスの上
薄暮の街角に戻る階段
 
その後、
長崎から大阪に出ると、
名画座はそこここに沢山存在し、
そしてビデオも流通しだし、
挙句にレンタルビデオ屋で働き始めて、
「いつでも見れる」気分に溺れて、
結局「見ない」ようになるのであった。
 
 
高校の頃、
足を運んでいた名画座は、
こだわりの単館系映画専門のシアター、
になっていた。
 
がんばれ!セントラル劇場!

でんわ

電話の仕事をしている

通常は「テLクラのサクラ」なのだが
別の部署のお手伝いに呼ばれ
怪しげな名簿に対して片っ端から電話する
と云うオソロシイ業務にあたった

幸い
と云ってはいけないのだが
繋がらない電話が多い

単に繋がらなかったり
留守番電話だったり

それはそれで
サクラの仕事以上に
やはり空しい作業であり

繋がらない度に
一日に百万回
「でんわにでんわ」と思い
留守番電話に繋がる度に
一日に百万回
「ただいまブスにしております」
なんて思ってしまうのだった

思いが口からこぼれない様に
歯を喰いしばる

家庭的で冴えてる連中

駐車場の仔猫
最近のお気に入りは
散水ホースのボックスの上
少し高くから
はるかな世界を眺める
 
あんな風に
あのコにも
あのコだけの
やわらかい場所があればいいのに
 
そのずっとうしろ
見張り塔からずっと
ビッグファットママが
仔猫の世界を見守ってる
 
あぁ
あんな風に
キミにも
キミだけの
やわらかい場所があればいいのに
 
やわらかで
いいにおい
あんぜんで
あたたかい
 
キミのための
キミだけのための

ざんねんないきもの事典

ふと立ち寄った書店で、
「ざんねんないきもの事典」
を見つけた。
 
あれから一年、
ふと立ち寄った書店で、
「続・ざんねんないきもの事典」
を見つけた。
 
ラッコさんが、
お食事に使うお気に入りの石、
貝やなんかを割る用の石、
マイストーン、を、持っているのは、
知っていた。
 
脇の下のたぷたぷポケットに、
日々保管しており、
食事の度に取り出しては、
貝を割るのに使うのである。
 
でも、知らなかった。
 
うっかり落としてしまったり、
お気に入りの石を失くしてしまうと、
思い入れが強過ぎて、
食事も喉を通らなくなるそうだ。
 
切ない。

一つ便器の上で

新しい仕事に就いた。

先日も書いたが、
「〒レクラのサクラ」
の仕事である。

同じビルには、
同じよな電話稼業やら、
胡散臭げな職種が、
多くの事務所をカマえている。

さて、仕事に就いて、
2ヶ月程経った頃のコトであった。

同じフロアの廊下で、
見知った顔に出くわした。

以前、
僕が30代の頃に勤労していた、
真っ当な?サラリーマン時代の同僚、
否、年下の先輩、であった。

聞けば、
所属は違うが、
同じ会社の傘下の、
又しても、年下の先輩、だと云う。

〒レクラのサクラ、
よりは、はるか、
マトモ、な、部署のようだ。

まさか、
キミと、
また、
一つ便器の上に、
座るコトになるとは。

よろしく頼むよ、サトウ先輩。
同じ部署に呼んでくれないか。

ギュスターヴくん

ふと入った書店で
お客さんからよく目に付く場所
に置いてあった本
 
は 手に取らずに
その横にあった同じ作家さんの
別の本を手に取った
 
ふたりのねこ
 
短いお話(絵本)なので
あっと云う間に立ち読んだ
 
ありがちな(失礼)内容
ではあったのだけれども
まんまとうっかり
泣かされそうになった
 
あぶない
あぶない
 
大手書店の書店員なんぞの
ワナにかかってたまるか
 
と本を置く

さいごのやさしさ

宮脇詩音さんと云うシンガーさん
を CMの映像で見掛けた
 
楽し気なCMなのに
悲し気な楽曲で
なんじゃこりゃ
と気になった
 
ヒマ潰しに調べると
長崎出身で25歳(当時)
「再デビュー」の直後の
そのシングル楽曲に
企業CMタイアップを付けたとは
avex さんの
チカラの入れようも分かるが
タイトルが
「最後のやさしさ」
ってーコトは
avex さん
既にラストチャンスとですか?
カップリング(B面)は
「花開く時」
ってプレッシャー掛け過ぎばい
 
結局 それ以降 見るコトもない
負けるな長崎県
まだ26歳
 
lll̪̪ □ 春奈さんだって
クイズ番組やバラエティ番組で
学校の勉強系でのアタマの悪さ
を 丸出しにし乍ら
頑張っているのだ
 
がんばらんば
と あのヒトも云っている

よし 僕も頑張るけん

山葡萄

長崎の「山葡萄」と云う喫茶店に
知人がいる
 
と 店に来たお客さんが云う
 
場所を調べてみると
父の納骨堂のすぐ近くであったので
帰崎した際に立ち寄ってみた
 
変わった柄の白いカワイイお犬さんが
入り口で迎えてくれた
 
お店にいらっしゃった女性店員さんに
「違っていたらごめんなさい
 さわこさん でしょうか」
と 声を掛けてみた
 
「さわこさん」であった
 
大阪から来た人間で
ハタモトくんからの紹介である
と説明すると
とても喜んでくれた
 
「フランスではさんざんお世話になって」
 
それはハタモトくんの人徳であるのだが
 
お土産にジャムを頂いた
美味しかった
 
公会堂の近くです
お近くの方は是非

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パンクでポン / ラ・ムー

新しい職場へも
相も変わらず自転車通勤していたのだが
通勤距離が以前より延びたコトに加え
今年の暑さはとてもムリってコトで
電車通勤に変更した

JR環状線の車窓から
毎日 行きも帰りも
否が応にも目に入る
「ラ・ムー」の看板

太陽マーク
ディスカウント・スーパーらしい

愛は心の仕事なのか?
 
気にはなるが
まぁいいや
早くおうちに帰って
サトラッシュにもらった焼酎を頂こう

 

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さらば紅玉

赤い自転車なので
名前は「紅玉」
中古だけど六段変速付
 
「大阪では自転車は消耗品」
とは書店時代の先輩の名言だ
中古自転車で十分である
 
とは云え しかし
安い中古自転車を下手に買うと
26inchのタイヤに27inchのチューブ
が入っていたり
購入後の出費もあるから要注意
 
「紅玉」は 大阪に来て
もう何台目の自転車だったのだろう 
ほぼ毎日片道30分の通勤を
共に過ごしていたのだが
この度 遂にお役目を終えられた
 
通勤と云うお役目を
実質的にも終えられえたのと
見事にほぼ同じタイミングで
スタンドが壊れ 機能しなくなり
他の不具合も含めて
このまま お役ゴメン 引退
の選択 と あいなった
 
雨の日も風の日も好い天気の日も
2年半を共に駆け抜けてくれた「紅玉」
 
通勤から帰宅までの長い時間
「ミナミ」のガラの良くない通り
客引き と ケバいお姉ちゃん と
数多の外国人観光客が溢れる中で
ぽつねんと路上駐輪
僕を待っていてくれた「紅玉」
 
夜の街に染まらずに
キレイなまんまの「紅玉」
 
ありがとう さよなら
沢山の感謝を